嫌い嫌い大嫌い 殺したいって言われる前に殺す

みんな嫌い。
僕はみんな嫌いだしみんなも僕が嫌い。
みんなが僕を嫌いだから僕もみんなが嫌いなのか僕がみんなを嫌いだからみんな僕を嫌いなのか
僕は僕を嫌いにならないものがすきです。
つまり気持ちのないもの。考えることをしないもの。肉片。シリコン。
アルカイック・スマイル。日々のルーティン。ギャルゲ。マルチ。こより。
目に見える好感度システム。鬱ED。ハーレムルート。選択肢。ククリ。綾波。
未玲。そう、未玲。
子供っぽい。ばかみたい
つごうがよい
本当にばかみたい

セブンイレブンいい気分(Remix)

「いらっしゃいませ」

「・・・・・・・」

ピッ

「560円になります」

「・・・・・・・」

「袋にお入れしましょうか?」

「・・・・・・君、ちょっと今興奮してるでしょう」

「・・・・・・はい?」

「このエロ本の表紙見て興奮してるでしょう」

「ご一緒にコロッケはいかがですか?揚げたてで美味しいですよ」

「知ってるんですよ、お嬢さん。
そんな涼しい顔してるけど実はもう下は濡れ濡れなんでしょう。ウヒヒ」

「只今ホットスナック全品100円均一セール実施中で大変お得ですよ」

「君、高校生でしょう。若いっていいねえ。
彼氏とかいるの?処女はもう捨てたの?」

「おでんはいかがですか?そろそろおでんが美味しい季節ですよ」

「Hとかに興味深深なお年頃でしょ?僕が色々教えてあげようか。フヒヒ」

「後ろのお客様どうぞー」

「・・・・・・!!まただ!!またそうやってみんな僕を無視するんだ!
チキショウ、ちょっと可愛いからって調子のりやがって!!
オイ、見ろよこの表紙、『淫乱ロリ顔女子○生、強烈おねだりS○X!』だとよ!
自分と同じ女子高生がこんな雑誌であられもない姿でアンアン喘いでいるところを
全国に向かって発信されてるんだぜ?
見ろよ、この気持ち良さそうな顔!これ見て興奮しただろう?したくなっただろう?」

「126円が一点、210円が一点、498円が一点・・・」

「君はこんな本を買っていく僕をどうせ軽蔑するんだろ?
どうせ急いで家に帰ってセンズリこくとでも思ってるんだろ?
ああそうだよ、僕は今すぐ家に帰って人間の一番陰の部分を恥ずかしげもなく曝け出したこの女子高生でオナニーしたいんだ。自分を慰めたいんだ。でも本当はセックスがしたいんだよ。
この女子高生とセックスが、いや、君と。女子高生としたいんだ」

「お弁当は温めていかれますか?」

「なあ、お金ならあるんだ。セックスをしようよ。実は僕も童貞なんだよ。
君も処女だろう?モテなそうだもんなハハハ。二人で気持ちよくなろうよ。
それでさ、このエロ本の女の子みたいに全国に君の陰の部分を曝け出そうよ。
そしたらこんな行為に至ったこの娘の気持ちもわかるかもしれない。
道徳の授業で習っただろう?人の気持ちのわかる人間になれって」

「お箸は一膳でよろしいですか?」

「なあ、僕の気持ちもわかってくれよ。
セックスがしたくてしたくてしたくて堪らないのに、出来ないんだ。
僕は見てわかるように不細工で気持ち悪いからね。
君だって軽蔑しただろう?こんな気持ち悪い男がエロ本をレジに持ってくる。
余計気持ち悪く思ったはずだ。だけどね、僕らはエロ本に頼らざるを得ないんだよ。
他人のセックスでしか気持ちよくなれないんだよ。
名前も知らない男に犯される名前も知らない女の子でしか気持ちよくなれないんだよおおおおお」

「ありがとうございましたー。またお越しくださいませー」

「・・・もう、もういい!!君はそのまま僕を軽蔑し続けろ!
僕はこのままここでオナニーしてやる!!!!
クソッ・・・・見ろよ、この汚い僕を・・・・もっと軽蔑しろよ・・・・・・・・・・・
ハァ・・・・・・・・・ハァ・・・・・・・・・ウッ・・・・・・・・・・・・・・・・・」

「あ、オーナー。私そろそろあがりますね」

「うっ・・・うっ・・ヒック・・ち、チクショオオオオオオオオオ!!!!!!!」

ガシャーン

「あ、竹内さん、お疲れ様です。今からですか?
そこの入り口のガラスの片付け、すみませんがお願いしますね」

「おいおい、死体まであるじゃんかー面倒臭っ!
お詫びに今度デートしてよー?」

「あはは、考えときますね。
じゃ、お疲れ様でした。お先に失礼します」

日記002

可愛い女の子を拾ってみたい
桃色狂いのおんなのこ
きっとピンクのパンツ
クマのぬいぐるみと友達

ぬいぐるみの綿を抜くたびに彼女は怒る
それが面白くて僕は綿を抜く
どこに可愛らしさを見出せるのかわからないクマ
ありきたりな欲望
幼い彼女を抱く
ぬいぐるみに綿がなくなってしまったとき
彼女は消えてしまった
ありきたりな話

可愛い女の子を拾ってみたい
桃色狂いのおんなのこ
きっとピンクのパンツ
クマのぬいぐるみと友達

学校に行こう

「学校」

包帯巻いて登校しても
眼帯はめて登校しても
誰も僕のことなんて見てやしない

答えがわかっていても
手を挙げない

本を読んでいるあなたが好きだから
僕の前ではずっと本を読んでいて欲しい
誰も近づけないくらい
難しい本を、読んでいて

どうせ誰も見ていない

みんなが僕に気付く前に
登校しよう
みんなが僕に気付かないうちに

学校に行ってしまおう









僕のクラスでは、みんな昼休みになると校庭へ飛び出して行って
全員で鬼ごっこをする。
給食を一番最後に食べ終わった人が最初の鬼になるのだけど
クラスで一番足の遅い僕は必ず二番目の鬼になってしまう。
僕がどんなに急いで給食をたいらげても
嫌いな野菜を涙目になって完食しても、だ。
そこから三番目の鬼に交代することはなく
30分の間、僕は一人ひいひいと息を切らしながら必死でみんなの背中を追い続けるしかない。
僕にとっての鬼ごっこは、鬼が僕に代わるまでの数秒。
ある時、昼休みが終わって、いつものように汗だくになっている僕に
クラスも違う初対面の女の子が「お疲れ」と言って
タオルと一緒に差し出してくれたのがこの詩です。

漫画家を辞めてしまう雨がっぱ少女群先生に愛を込めて。

ラブコメ(Remix)

もうどうしようもないくらいモテなくて、動物にも嫌われてしまった果てに
植物を愛するようになってしまった僕の友達の岩沢が、ある日漫画を貸してくれた。
岩沢はラブコメディが好きだ。
モテない男たちがラブコメディを愛し、漫画の中の女の子を愛するように
彼も相当の数のラブコメディを愛読していた。
二次元は裏切らないもんね、が彼の口癖。

岩沢が僕に貸してくれたラブコメに登場する人たちは、みんな障害者だった。
主人公と幼馴染のヒロイン。彼女には生まれつき、両足から下がない。
主人公の妹(ツインテール)は左腕がない。
姉(黒髪ロングストレート)は右腕。
主人公のクラスメイトで学級委員の女の子には頭が二つもついていて
部活の後輩は言葉が喋れない。
生徒会書記の先輩は両手の指が一本ずつしかない。(でもタイピングがめちゃくちゃ早い)

主人公が頭のない女の子と遠距離恋愛を始めた巻で
僕はなんだか気持ちが悪くなってその漫画を読むのをやめた。
主人公を除くありとあらゆる登場人物たちが皆、何かしら「普通」ではないのだ。
読み進めていくうちに、もしかしたら異常なのは唯一の健康体である主人公ではないかしら
そんな錯覚に陥ってしまう。

岩沢に漫画を返す際、一応「面白かったよ」と告げると
彼はとても満足そうな笑みを浮かべていた。

僕が、岩沢が毎日可愛がって育てていた学級花壇の
彼の朝顔だけが枯れているのを見つけた翌日に彼の自殺を知った。
クラスのやつらは、将来の犯罪を未然に防げてよかったね、と笑っていた。
思いつきで棺桶にいちご100%をいれようと思ったけど、
表紙の綾ちゃんを見た途端に勿体無く思えてきてやめた。

岩沢が「そういう趣向」に走ったわけは
もしかしたら障害だとか欠落だとか奇形だとか大きなコンプレックスを抱いた女の子なら
こちらが愛してあげれば自分を愛してくれるんじゃないかとか
そういう、直接的というか、そんな感じの理由なのかなと考えながら彼の遺骨を眺めていた。
でもそれって、彼を愛してあげなかった、あまねく全ての女の子たちのせいなんじゃないかな?
それを隣にいた女の子に話したら殴られた。

数年が経ち、僕は今、岩沢の家に向かって自転車のペダルを漕いでいる。
彼が僕に貸してくれた、あの漫画を貰うために。
プロフィール

田上マサユキ

Author:田上マサユキ
病気がちな12歳の美少女

カテゴリ
最新記事
最新トラックバック
最新コメント
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード